ヘリテイジで初めて山梨へ。思い出だらけのツーリング

Motorcycle

ヘリテイジを購入してから、少しずつツーリングの距離が伸びていきました。

883に乗っていた頃は埼玉県内や近県を走ることが多かったのですが、ヘリテイジに乗り換えてからは高速道路への抵抗も減り、「もう少し遠くへ行ってみよう」と思うようになりました。

そんな中で向かったのが山梨県にある「富士山の見える展望台」です。

今までの日帰りツーリングの中では、一番遠い場所でした。

奥多摩で少し怖かったこと

山梨へ向かう途中、奥多摩の山道を走っていました。

すると後ろからスポーツカーが近づいてきました。

最初は気にしていなかったのですが、しばらくするとかなり近い距離で後ろを走っています。

ただ、山道なので追い越してもらえるような場所がありません。

かといって私もこれ以上スピードを上げるのは危険です。

結局、そのまま結構長い時間、後ろを走られることになりました。

正直なところ少し怖かったです。

ですが、焦ってペースを上げる方が危険です。

自分のペースを守りながら走り続けました。

今思えば、バイクに乗る上で大切なのは周りに合わせることではなく、自分が安全に走れるペースを守ることなんだなと思います。

富士山の見える展望台へ

目的地に到着すると、目の前には富士山!

とはいえ、思っていたほど大きくない…。

SNSや写真で見るような迫力を勝手に想像していたので、少し拍子抜けした部分もあります(笑)

ですが、それ以上に嬉しかったのは、「自分のバイクで山梨まで来た」という達成感でした。

以前の自分なら考えられません。

山梨県まで走って来られたことが素直に嬉しかったです。

次は富士五湖も巡ってみたい。

そんなことを考えながら景色を眺めていました。

そして、この後に事件が起こります。

まさかの立ちゴケ

せっかくなので写真を撮ろうと思い、バイクを停めた時でした。

バランスを崩し、ヘリテイジがゆっくりと傾いていきました。

「あっ……」

と思った時にはもう遅く、車体はそのまま倒れてしまいました。

人生初の立ちゴケです。

しかも300kgを超えるヘリテイジ。

周囲を見渡しても誰もいません。

完全に一人です。

かなり焦りました。

幸い、エンジンガードを付けていたため車体へのダメージはありませんでした。

さらにサドルバッグがクッション代わりになってくれたおかげで、大きな傷も付かずに済みました。

ですが問題はここからです。

重すぎて起こせません。

力任せにやっても全く動きません。

何度も挑戦しましたがダメでした。

そこで、サドルバッグの弾力を利用して少しずつ車体をバウンドさせ、反動を使いながら起こそうとしました。

何度も何度も挑戦し、ようやく起き上がった時には10分近く経っていました。

体力的にも精神的にもかなり消耗しました。

ただ、この経験のおかげで「大型バイクを起こす大変さ」を身をもって知ることができました。

そして同時に、エンジンガードとサドルバッグのありがたさも痛感しました。

ほうとうが食べられない

せっかく山梨まで来たので、本場のほうとうを食べようと思っていました。

ところが、ここでも問題発生。

お店の駐車場が混雑していたり、停める場所に不安があったりして、なかなか入れません。

バイクに乗るようになって気付いたのですが、「食べたいお店があっても停められない」ということが意外とあります。

結局、この日はほうとうを食べることができませんでした。

今思うと少し悔しいです。

山梨土産の結末

帰り道の休憩所で「せめて山梨らしいものを買って帰ろう」と思い、ほうとうを購入しました。

家に帰ってから食べようと楽しみにしていたのですが、数日後に近所のスーパーへ行くと同じ商品が売られていました。

しかもスーパーの方が安い。

思わず笑ってしまいました。

わざわざ山梨まで行って買ってきたのに、家の近所でも買えるとは思いませんでした。

忘れられないツーリング

今振り返ると、

・スポーツカーにプレッシャーをかけられる
・人生初の立ちゴケ
・初めての引き起こし
・ほうとうを食べられない
・お土産は近所のスーパーの方が安い

と、失敗ばかりのツーリングだったかもしれません。

ですが、不思議と嫌な思い出ではありません。

むしろ今では良い思い出です。

ツーリングは景色だけではなく、その時に起きた出来事も含めて思い出になります。

そして、この日をきっかけに私はさらに遠くへ走るようになっていきました。

次はどこへ行こうか。

帰り道では、もうそんなことを考えていました。

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