初めてヤエーをされた日

バイクに乗り始めてしばらく経った頃。

対向車線から走ってきたライダーが、突然こちらに向かって手を振ってきました。

私は一瞬、「え?知り合い?」と思いました。

ですが当然、知り合いではありません。

今日は、私が初めてヤエーをされた日の話です。

初めてヤエーをされたのは秩父の帰り道

初めてヤエーをされたのは、秩父へツーリングに行った帰り道でした。

対向車線から1台のバイクが走ってきます。

そのライダーが突然こちらに向かって手を振ってきました。

「え?」

「誰?」

「知り合い?」

私は完全に混乱です(笑)

ですが、そのライダーは知らない人でした。

おそらく50〜60代くらいの男性です。

しかも一人ではありません。

後ろには奥さまらしき女性がタンデムしていました。

そして、その二人がとにかく笑顔だったんです。

おじさんも笑顔。

奥さまも笑顔。

すれ違うのはほんの数秒です。

それでも「すごく楽しそう」というのがはっきり伝わってきました。

私は突然の出来事に戸惑いながらも、慌てて手を振り返しました。

帰宅後に調べて知った

帰宅後に調べてみると、それが「ヤエー」というものだと知りました。

ライダー同士の挨拶文化で、

「気を付けて」

「ツーリング楽しんで」

そんな意味が込められているそうです。

なるほど。

だからあんなに楽しそうだったのかもしれません。

バイクに乗る前は全く知らなかった文化でした。

今でも自分からはしない

実は今でも私は自分からヤエーをするタイプではありません。

少し恥ずかしいからです(笑)

ですが、相手からしてくれたら返します。

ヤエーをされると、なんだか少し嬉しいんですよね。

知らない人同士なのに、不思議な感覚です。

今でも覚えている理由

これまで色々な場所へツーリングに行きました。

ですが初めてのヤエーは今でも覚えています。

なぜなら、ただ手を振られたからではありません。

その時の二人が、本当に楽しそうだったからです。

私はその時、「ああいう歳の重ね方もいいな」と少し思いました。

夫婦でツーリングを楽しみながら、笑顔で手を振る。

数秒の出来事でしたが、とても印象に残っています。

最後に

バイクに乗るまで知らなかった文化はたくさんあります。

ヤエーもその一つでした。

今でも私は積極的にするタイプではありません。

ですが、すれ違いざまに手を振ってくれるライダーを見ると、

「バイクって面白い世界だな」と思います。

そして、初めてヤエーをしてくれたあのご夫婦のように、いつまでも笑顔でバイクを楽しめる人でありたいと思っています。

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